「津波防災の日」を前に 南海トラフ地震に備え 宮崎県総合防災訓練
11月5日の「津波防災の日」を前に、南海トラフ巨大地震を想定した宮崎県の総合防災訓練が行われました。
訓練は、日向灘を震源とする最大震度7の地震が発生し、大津波警報が発表されたという想定で行われ、警察・消防・自衛隊・民間企業などから約1500人が参加しました。
宮崎市、国富町、綾町の13の会場のうち、宮崎市の大淀川河川敷では、今年1月に発生した能登半島地震をふまえ、「道路が寸断され孤立した」という想定で、警察官などがヘリコプターやボートを使って災害現場に入ったり、航空自衛隊のヘリコプターで救助者を搬送したりする流れを確認していました。
(森山裕香子記者)
「こちらでは、自衛隊員たちが道具を使い、車の中に閉じ込められた人を救出する訓練を行っています」
このほか、消防隊員が倒壊した家屋から取り残された人を救助する訓練なども行われました。
(県危機管理課 佐藤恒昭課長補佐)
「実際に起こったときに、速やかに県民の安心安全を確保できるように、これからも訓練をしていきたいと考えています」