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九州中央道の一部 国道218号「五ケ瀬高千穂道路」のわらべのさとトンネルが貫通

2025年1月8日 19:07
九州中央道の一部 国道218号「五ケ瀬高千穂道路」のわらべのさとトンネルが貫通
テレビ宮崎

九州中央自動車道の一部となる国道218号「五ヶ瀬高千穂道路」のわらべのさとトンネルが貫通し式典が行われました。

貫通式では、国土交通省や地元自治体、工事関係者など約150人が見守る中、最後の掘削作業が行われ、明かりが差し込むと拍手が沸き起こりました。

わらべのさとトンネルは、国道218号「五ヶ瀬高千穂道路」の高千穂町押方地区に位置し総延長491メートル。幅は15.5メートルで、延岡市方面に向かう下り車線は1車線、五ケ瀬町方面に向かう上り車線は追い越し車線を含む2車線となります。

(高千穂町 甲斐宗之町長)
「西臼杵の高速道路の新たな第一歩になるとうれしく思う。観光、医療、産業振興に県北にとってなくてはならない高速道路と思っている。早期の全線開通を望んでいる」

貫通式では「高千穂のリアルな天岩戸開き」と関係者からは喜びの声が挙がったそうです。

九州中央自動車道は、国土交通省が整備を進める熊本県の嘉島ジャンクションから延岡ジャンクションを結ぶ総延長95キロの道路です。
現在の開通率は43パーセントで、嘉島から延岡までの移動時間は105分となっています。全線開通すると「72分」で結ばれることになります。

五ヶ瀬高千穂道路は九州中央道の一部で、開通に向けてはトンネル6カ所、橋を10カ所建設する必要があります。
8日貫通したわらべのさとトンネルは、その第1号。
五ケ瀬高千穂道路の供用開始時期は未定ですが、無事トンネルが貫通したことは、地元自治体において大きな前進だったと言えそうです。

最終更新日:2025年1月8日 19:48
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