「地権者から開発の方向性に一定の理解」 山形駅東口の旧「山形ビブレ」跡地の再開発
山形市の佐藤孝弘市長は27日、駐車場となっているJR山形駅東口の旧「山形ビブレ」跡地一帯の再開発について、「地権者から開発の方向性に一定の理解を得られている」と述べ、開発へ向けた検討を加速させる考えを示しました。
JR山形駅東口の向かい側にある商業施設旧「山形ビブレ」の跡地は、2001年の閉店以降、現在は民間の駐車場として活用されています。山形市は跡地に「日本一の観光案内所」の整備を目指し複数の地権者と調整を進めてきました。
その後、大手ホテルチェーンがホテル建設のために土地の半分を取得したことが明かになりましたが、新型コロナの影響で建設計画は中断し、ほかの地権者との交渉も止まっていました。
27日開かれた市議会の一般質問で、山形市の佐藤孝弘市長は、跡地の再開発に向けて、「土地の地権者を訪問するなどして意向を聞き、開発の方向性には一定の理解を得ている」と述べ、現在の進捗状況を示しました。
佐藤孝弘山形市長「旧ビブレ跡地を含むエリア一帯の開発となると土地を広く活用できることから整備する機能の選択肢が広がる反面、地権者やテナントなどとの調整に時間を要する。現在日本一の観光案内所実現に向けた構想策定も行っているので進捗に合わせ開発のスピード感を重視しながら検討を進めていきたい。」
山形市は、3月末までに日本一の観光案内所の設置に向けた基本構想の素案を策定する予定です。