7月25日の記録的大雨以降、山形県酒田市では一部地域で断水が続いていましたが、3日までに全域で解消されました。一方、仮復旧のため地上に配管した所もあり、冬期間の凍結防止などに課題が残っています。

酒田市上下水道部によりますと、八幡地域の観音寺地区や大沢地区などを中心に一時は市内1000戸余りで断水が発生しました。その後、道路の応急復旧と併せて水道管の仮設工事を進め、3日夕方までに最後に残った北青沢の小屋渕集落の6軒で断水が解消されたということです。
一方、通常は道路の下に水道管を埋設し冬期間の凍結を防止しますが、今回は仮復旧のため一部は道路脇の田畑など地上に設置されました。冬になると水道管が凍る恐れなどがあるため、市では今後、凍結防止の措置や除雪作業の支障にならないよう対策を検討するとしています。
本格的な復旧工事は道路や橋の建設計画に併せて、順次進める方針です。