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ラ・フランスの幹が大きく2つに裂ける 山形県内大雪で農業被害広がる 県が対策へ

2025年2月13日 18:47
ラ・フランスの幹が大きく2つに裂ける 山形県内大雪で農業被害広がる 県が対策へ

山形県内を襲った大雪の影響による農業被害が県内各地で次第に明らかになっています。こうした中、吉村知事が13日、被害現場を視察し、対策に乗り出す考えを示しました。

小坂憲央アナウンサー「東根市のラ・フランス畑です。こちらの園地は深い雪に覆われています。こちらの木を見てください。雪の重みで幹の途中から大きく2つに裂けています」

県のまとめによりますと、今回の大雪による農業施設の被害は12日現在、天童市や南陽市、新庄市など7つの市と町で、ビニールハウスなどの倒壊や農機具格納庫の破損など合わせて12件確認されています。
また、果樹への被害は天童市や東根市などで複数枝折れが確認されているということです。吉村知事は13日午後、東根市のラ・フランス園地などを視察し、被害の現状を確認しました。

吉村知事「真ん中からバキッと折れているのに衝撃を受けた」

JAによりますと、果樹の枝折れはモモやリンゴ、ラ・フランスで多く発生しているということです。一方、大雪のため、園地での除雪作業なども難しくなっていて、被害の全容は見えていないといいます。こうした状況を受け、JA山形中央会は、吉村知事に農道の除雪費用や園地の融雪対策費などで支援を求める要望書を提出しました。要望を受け、吉村知事は「被害が拡大しないように出来る限りのことをしていく」と話しました。

最終更新日:2025年2月13日 20:59
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