×

山形県内11日も寒波による大雪の影響続く JRなど一部交通機関に乱れ 今回の大雪で〝落雪〟による事故2人死亡

2025年2月11日 19:05
山形県内11日も寒波による大雪の影響続く JRなど一部交通機関に乱れ 今回の大雪で〝落雪〟による事故2人死亡

山形県内は11日も寒波による大雪の影響が続き、JRなど一部の交通機関に乱れが出ています。今回の大雪で県内では〝落雪〟による事故で2人が亡くなったことが県のまとめでわかりました。

山形地方気象台によりますと、11日の県内は冬型の気圧配置が続き、各地で曇りや雪となりました。11日に観測された各地の最も多い積雪は大蔵村肘折で3メートル15センチ、西川町大井沢で3メートル6センチ、小国で2メートル16センチなどとなっています。積雪が48センチを記録した山形市では病院の駐車スペースを確保するための除雪作業が午後からも続けられていました。

作業員「普段は(雪の量が)半分くらい。雪質は重い。湿気が多くてこれが一番大変。だいぶ機械にも負担がかかっている重い分」

こうした大雪による交通機関への影響は11日も続いています。
JRでは米坂線の一部区間で、フラワー長井線は全線で終日運転を見合わせました。米坂線は同じ区間で12日も終日運転見合わせとなり、代行バスの運行が予定されています。山形新幹線は通常通りの運行となっています。
一方、県のまとめによりますと、今回の大雪に伴う落雪によって県内ではこれまでに2人の死亡が確認されています。このうち最上町では今月8日、66歳の男性が自宅で除雪作業中、屋根からの落雪に巻き込まれ、意識不明の重体となっていましたが、10日午後、死亡が確認されました。また、同じ今月8日には飯豊町でも、男性が除雪作業中に落雪に巻き込まれ、死亡しました。
今シーズン、県内で発生した除雪作業中の死亡事故は今回の2件を含め、合わせて3件となっています。軽傷を含む人的被害は70人となっています。
山形県内は12日、11日よりも気温が3度から5度ほど上がる見込みです。県内各地では除雪中の落雪など雪に関連する事故が相次いでいることから県では雪崩や屋根からの落雪への注意と安全対策の徹底を強く呼びかけています。

最終更新日:2025年2月11日 19:39
    山形放送のニュース