「南三陸のカキの味を知って」 高畠町と長井市で被災地の特産振る舞う 東日本大震災から14年
山形県高畠町と長井市で11日、被災地の特産物に触れてほしいと、仙台市内の業者が南三陸産のカキを振る舞うイベントが実施されました。
炭火に並べられたのはこの日の朝、捕れたばかりの宮城県南三陸産のカキです。
「いただきます」「味は最高。醤油つけなくてもいい」「おいしいです」
高畠町で被災地の海産物を味わって、そのおいしさを通して震災を知ってほしいと仙台市内の企業が焼きガキを振る舞いました。
「うまい!」「大きい小さい関係ないよね」鈴木塁さん(22)「僕は小さいほうが好き味が更に濃い感じがする」
カキ小屋を運営する一人、鈴木塁さんは岩手県出身です。震災当時は小学生でした。
鈴木塁さん(22)「かっこいいのもあるし沿岸出身ではないが南三陸の力になれればと思った」
カキは長井市と高畠町の2か所で合わせて1トンが振る舞われたほか、南三陸をはじめ宮城産の魚介なども販売されました。
「かなり食った。最高!」
カキ小屋を運営する鈴木塁さん「すごいうれしい。みんなおいしいと言って食べてくれて。東日本大震災を知ってほしいというのもあるし食やカキを通じて南三陸や震災について思い出すきっかけになってくれればと思う」
カキの振る舞いはこの日、限定ですが鈴木さんたちは3月23日まで長井市のはぎ乃湯でカキ小屋を営業していて、南三陸のカキの味をぜひ知ってもらいたいと意気込んでいました。