500円玉を超える大きさ サクランボ「やまがた紅王」の大玉を決めるコンテスト
ことしでデビュー2年目を迎えたサクランボの大玉品種「やまがた紅王」。その中でも一番大玉の「やまがた紅王」を決めるコンテストが20日、寒河江市で開かれました。
中川悠アナウンサー「やまがた紅王の大玉コンテスト。現在予備審査が行われています。県の担当者が色、傷、劣化がないかなど真剣な表情で見ています」
デビュー2年目を迎えた県産大玉新品種の「やまがた紅王」。このコンテストはその重さを競い、県内一つまり世界一大玉の「やまがた紅王」を決めるものです。
2回目となることしは最上地域を除く県内各地の生産者から39点が出品されました。
それぞれ10粒を専用のパックに入れて、総重量を競います。
まずは予備審査が行われ、果実の横幅が31ミリ以上か、着色面積が8割以上かなどを、4人がかりで確認します。
中川アナ「いま予備審査が行われていますが一粒パックの中から取り出されました」
出品規格を満たさない粒はパックから取り除かれます。その分、総重量から引かれ審査で不利になります。デビュー2年目を迎え生産が安定化したことで、出品規格が前回大会よりもより厳しくなりました。その後、本審査がスタート。パックを含めたサクランボの総重量を計測します。
実況「鶴岡市の榎本義郎さんのサクランボです。10粒での計測です。(パック重量含む)グラム数は148・1グラムです順位更新されました」
すべての審査が終了。その結果、天童市の村形静雄さんが出品した「やまがた紅王」が1位に輝きました。
パックを除いた10粒の総重量が142・6グラム、一粒あたりおよそ14・3グラムの大玉です。
中川悠アナ「こちらが1位に選ばれたやまがた紅王です。一般的に500円玉サイズといわれていますが比べてみると・・・500円玉を超える大粒であることが一目見てわかります。色つや果肉の張りもプレミアム級です」
2位は天童市の金平芳己さんで、総重量139・9グラム、3位は鶴岡市の榎本義郎さんで137・4グラムでした。
県園芸大国推進課課長「花が咲いてから収穫するまでの期間が短かったこともあり大玉をつくるのが難しい年だった。そうしたなかでこれだけ大きいものを作っていただいて非常に素晴らしいこれを機会にやまがた紅王の魅力を知ってもらいたい」
出品されたやまがた紅王は22日イオンモール山形南で開かれる即売会で販売されます。
即売会では、1位を受賞した村形さんのやまがた紅王が10粒1パックで税込み1万5000円、2位は1万円、3位は7000円、その他の出品作は、いずれも4000円で販売されるということです。