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蔵王温泉で温泉の恵みに感謝する新年の伝統行事「洞開」 雪に恵まれ「春節」にも期待

2025年1月16日 16:43
蔵王温泉で温泉の恵みに感謝する新年の伝統行事「洞開」 雪に恵まれ「春節」にも期待

山形市の蔵王温泉で16日、温泉の恵みに感謝する新年の伝統行事「洞開(どうかい)」が行われました。

まだ日が登りきらない午前7時。気温は氷点下8度と厳しい冷え込みの中、湯けむりが立ち上る山形市の蔵王温泉です。
蔵王温泉で江戸時代中期から300年以上続くのが「洞開」です。「洞」と呼ばれる風呂の栓を抜いて浴槽を掃除し温泉の恵みに感謝します。けさは蔵王温泉旅館組合の30人が3つの共同浴場を清掃しました。
およそ30分かけてブラシで浴槽の底にたまった湯の花を落としていきました。
その後、神事が行われ関係者らが新年の商売繁盛などを祈りました。
蔵王温泉旅館組合によりますとことしの年末年始は主に台湾や香港からのインバウンドの増加などから去年よりも旅館の宿泊客は多かったということです。

蔵王温泉旅館組合 斉藤長右衛門組合長「ことしは雪にもお客様にも恵まれ 1月下旬には春節もあるので、多くのお客様を安全に楽しくお迎えしたい」

蔵王温泉のことしの積雪は去年に比べて1.5倍ほど多いということで、組合は、スキー客など観光客の増加に期待を寄せています。

最終更新日:2025年1月16日 20:00
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