大蔵村肘折温泉で無病息災や五穀豊穣願う伝統行事「さんげさんげ」 餅の振る舞いも
大蔵村の肘折温泉でことし1年の無病息災や五穀豊穣などを願う伝統行事「さんげさんげ」が行われました。
「さんげさんげ」は出羽三山に古くから伝わる年越し行事で、毎年1月7日に行われます。地元の旅館や商店関係者の他、早稲田大学の学生合わせて15人が白装束に身を包み温泉街のおよそ1キロを練り歩きました。
もちつき「よいしょ よいしょ」
温泉街の中心部では地元で採れたもち米60キロを使って餅をつき、200パックが住民や温泉客に振る舞われました。
福島から来た観光客「伝統的な行事でよかった。楽しいです」
行列に参加した大学生「伝統行事は昔あったものとか知識のなかったものだったが自分が実際に体験するのは初めての経験だったのですごく新鮮だった」
大蔵村観光協会 柿崎邦彦会長「去年は水害とか能登地震とか災害が多い年だったがことしは災害なく皆さんが平和に過ごせる1年になればと願っている」
天候はあいにく雨となりましたが、開湯1200年の歴史を誇る温泉街にほら貝の音が響きわたり新春を告げる伝統行事が無事行われました。