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吉村知事 来年の知事選への対応は「熟慮中」明言避ける・山形

2024年10月17日 20:34
吉村知事 来年の知事選への対応は「熟慮中」明言避ける・山形

次期県知事選挙の告示まで3か月を切りました。吉村知事は17日、自身の知事選への対応について「ことし7月の大雨被害への対応を優先したい」とした上で、「熟慮中」と明言を避けました。

17日開かれた定例会見で吉村知事は、来年1月9日の告示が決まった自身の任期満了に伴う次期知事選について言及しました。

吉村知事「避難所で避難生活を送られている方々がいる間はとても出馬を明言する気持ちになれないし、状況を見ながら熟慮して判断していきたいと思っている」

吉村知事「まず目の前の一つ一つの公務をしっかりとこなして将来につなげていくことが大事と現在は思っている」

ことし7月の大雨被害による避難者支援を当面の一番の目標として挙げ、知事選への対応については明言を避けました。

次期知事選を巡っては、これまでのところ出馬を表明している人はいません。

前回・2021年の知事選で対抗馬を擁立した自民党県連は候補者の擁立を目指していますが、難航している状況です。
一方、吉村知事は10月27日投開票の衆議院議員選挙への対応についても言及しました。今回の衆院選では自身の選挙で支援を受けてきた県1区と3区の立憲民主党の新人候補、県2区の国民民主党の新人候補の陣営に加え、自民党前職の3陣営の事務所を訪問する考えです。

吉村知事「7月25日からの大雨災害で政府とのパイプとなって尽力いただいた県選出の与党の議員のみなさんに御礼の意味を込めて何らかの行動をしなければならないと考えた」

事務所の訪問日程は未定としたものの、順番は「野党系の候補者を先に訪問したい」と述べました。一方、事務所訪問の理由は「恩返し」と表現し、候補者を支援するかどうかについては明言を避けました。

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