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赤ちゃんの遺体を投げ捨てた事件 遺棄をそそのかした男 親子関係なし 女をけがさせ傷害で再逮捕

2024年5月1日 18:06
赤ちゃんの遺体を投げ捨てた事件 遺棄をそそのかした男 親子関係なし 女をけがさせ傷害で再逮捕

出産した赤ちゃんの遺体を千葉県の海岸に投げ捨てたなどの疑いで埼玉県の男女が4月、逮捕された事件で、男と赤ちゃんには親子関係がないことが分かりました。一方、警察は1日、女への傷害の疑いで男を再逮捕しました。

この事件は、いずれも埼玉県狭山市に住む職業不詳の碓井康哲容疑者(33)と無職・上田綾乃容疑者(37)が、死体遺棄のなどの疑いで4月に逮捕されたものです。
警察のこれまでの調べで、3月1日から2日の間、碓井容疑者は赤ちゃんの遺体を遺棄するようそそのかし、上田容疑者は東京都内の宿泊施設で赤ちゃんを出産後、千葉県犬吠埼の海岸に移動し、投げ捨てて遺棄したとみられています。赤ちゃんの遺体は発見当時、白骨化していたということです。
また、DNA型鑑定の結果、上田容疑者と赤ちゃんは親子であることが分かっていましたが、その後の捜査で、碓井容疑者と赤ちゃんは親子関係がないことが新たに分かりました。現時点で父親は特定できていないということです。
山形地方検察庁は1日付けで事件を在宅での捜査に切り替え、引き続き調べを進めています。
一方、碓井容疑者は、3月8日の朝から9日の朝までの間、自宅で上田容疑者に対し、腕を複数回殴るなどの暴行を加え、全治およそ10日間のけがをさせた傷害の疑いで1日警察に再逮捕されました。警察は、今後の捜査に支障があるとして、碓井容疑者の認否を明らかにしていません。3月中旬、上田容疑者が新庄警察署を訪れた際、被害を申告したということです。警察は、赤ちゃんの遺体を遺棄した事件との関連も含めて捜査を進めています。

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