イスラエル首相、ガザ地区「人道危機は起きていない」
イスラエル軍がパレスチナ自治区・ガザ地区での軍事作戦を強める中、ネタニヤフ首相は「人道危機は起きていない」と発言しました。
イスラエル軍がガザ地区南部のラファ検問所を掌握してから1週間、中部の病院には、検問所の封鎖により、ガザ地区の外での治療を受ける手段が断たれ、避難を余儀なくされた人々の姿がありました。
こうしたなか、イスラエルのネタニヤフ首相は15日、「ラファでは噂されていた人道危機は起こっていないし、これからも起こらないだろう」と発言しました。
ガザでの人道状況を巡っては、UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関が、ラファでは限定的な軍事作戦の開始以降、推定45万人が強制的に避難させられたと発表したばかりです。