10代の女性の下半身を触ったとして不同意わいせつの罪に問われた元鶴岡市職員の男に対し山形地方裁判所鶴岡支部は15日、執行猶予がついた有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは鶴岡市小岩川の元鶴岡市会計年度任用職員・榎本円被告（65）です。
この裁判で榎本被告はことし4月1日午後、鶴岡市内の施設で、指導者を務めていた、陸上クラブに所属する10代の女性にマッサージをしていた際、同意なく下半身を触った不同意わいせつの罪に問われていました。
判決で山形地方裁判所鶴岡支部の萩原孝基裁判官は「指導者という立場から作り出される信用を悪用したものともいえ、刑事責任の程度は重い。一方で犯行を素直に認め深い後悔と反省の弁を繰り返し述べている」などして懲役2年、執行猶予4年を言い渡しました。被告側は控訴はしないということです。