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東北初導入 救急隊と医療機関が効率的に情報共有を行う「救急医療情報共有システム」・山形市消防本部

2024年7月12日 12:55
東北初導入 救急隊と医療機関が効率的に情報共有を行う「救急医療情報共有システム」・山形市消防本部

年々増加している救急搬送に迅速に対応しようと、山形市消防本部は12日から救急隊と医療機関が効率的に情報共有を行う、新たなシステムを 東北で初めて導入しました。

山形市消防本部が12日から運用を始めたのは「救急医療情報共有システム」です。これは、救急搬送される患者の個人情報やけがの状況などをデジタルデータで集約し、タブレットを使って救急隊と医療機関との間で共有するもので、東北で初めて導入されました。

患者受け入れのやりとりも病院との間でオンラインでできるため、搬送までにかかる時間の短縮が期待されるということです。

山形市消防本部救急救命課・西村将輝課長補佐「これまでは紙や電話で(搬送者の)状況を伝えてやり取りをしていたが、これからはデータで一目で可視化できる。ますます搬送の迅速化に取り組んでいきたい」

山形市消防本部によりますと、熱中症の増加などで管内の救急出動件数は去年1年間でおよそ1万3千件と過去最多となり、ことしはそれを上回るペースだということです。これに伴い、救急隊の現場での活動時間も増加傾向にあるといいます。新しい救急システムは12日から山形市消防本部管内の山形市、山辺町、中山町で本格運用が始まり、今後、村山地域合わせて17の医療機関で順次対応していくということです。

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