山形県内で子どもに多くみられる「レンサ球菌咽頭炎」の流行続く 27週連続で警報レベル
山形県内で、子どもに多く見られる「溶連菌」の一種、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の流行が続いています。27週連続で警報レベルとなり、1医療機関当たりの患者数は全国で最も多くなっています。
子どもが感染することが多い「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は38度以上の発熱やのどの痛みなどの症状がでる感染症です。6月16日までの1週間に県内で報告された患者数は217人で前の週から13人減りましたが、27週連続で警報レベルとなりました。1医療機関当たりの患者数は7.75人となり全国で最も多くなっています。
調査した県感染症情報センターによりますと、子どもを中心に感染が広がっていて感染者が高止まりしている原因は特定できていないということです。
感染対策として、手洗いや消毒のほか、状況に応じたマスクの着用などを呼びかけています。
一方、6月16日までの1週間に、県内43の定点医療機関から報告された新型コロナウイルスの感染者数は県全体で70人と前の週から40人減りました。
保健所別に見ると、村山が22人、山形市が16人、置賜が13人、庄内で10人、最上が9人で、いずれも減少しています。