子どもに多くみられる「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」流行 山形県が8年ぶりに警報
子どもに多くみられる感染症の1つ「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」が山形県内で流行しています。県は8年ぶりに警報を出し、手洗いや手指消毒の徹底などを呼びかけています。
「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は子どもに多くみられる感染症で、2日から5日の潜伏期の後38度以上の急な発熱やのどの痛み、それに全身の倦怠感やおう吐といった症状がみられるのが特徴です。
12月11日から17日までに県内28か所の小児科の医療機関で確認された患者数は1か所当たり8.11人で国が定める警報の基準を超えました。保健所別では置賜が最も多く17.6人、次いで、山形市が12.33人などとなっています。県は20日、2015年以来8年ぶりにこの感染症に対する警報を発表しました。
咳やくしゃみなどによる飛沫感染や接触感染するため、県は手洗いや手指消毒、マスクの着用を呼びかけています。