土砂災害・特別警戒区域計約9000か所…この他に危険箇所は約7000か所以上に・山形
県は現行の警戒区域以外で土砂災害が発生する恐れのある県内およそ7000か所について具体的なエリアを公表しました。今後、該当箇所の調査を行い警戒区域への指定を進めるとしています。
県によりますと県内で指定されている警戒区域以外で土砂災害の恐れがあるとされたのは土石流が2077か所、がけ崩れの危険性がある急傾斜地崩壊が5084か所の合わせて7161か所です。全国的に土砂災害が頻発していることから県は危険個所を調査し、去年(2024年)11月に該当箇所の数を公表した上で30日までに、具体的なエリアをホームページに掲載しました。
該当数が最も多い自治体は鶴岡市で744か所、次いで山形市で598か所、米沢市で348か所などとなっています。県は今後、該当する箇所を調査し、警戒区域への追加指定を進めるとしています。「土砂災害警戒区域」は現在、県内全域に5217か所ありより人的被害のリスクが高い「特別警戒区域」は3536か所あります。