台風5号、東北地方を横断へ 山形県内は夜遅くにかけて大雨や暴風、土砂災害などに警戒必要
台風5号は12日朝、岩手県に上陸し、今後、東北地方を横断する見通しです。
山形県内では12日昼過ぎから夜遅くにかけて大雨や暴風となるところがある見込みで、土砂災害などに警戒が必要です。
台風5号は12日午前10時現在、中心の気圧が990ヘクトパスカル、最大風速は25メートルで、
岩手県大船渡市付近を1時間に15キロの速さで北西に進んでいるとみられています。
山形地方気象台によりますと、山形県内は12日昼過ぎから夜遅くにかけて大雨となるところがある見込みです。
予想される1時間降水量は、多いところで50ミリとなっています。また、海上を中心に暴風に警戒が必要です。
予想される最大瞬間風速は、庄内の海上と陸上、最上で30メートルとなっています。
こうした中、先月(7月)甚大な大雨被害を受けたナシの産地・酒田市刈屋地区では11日、
収穫間近のナシを守ろうと台風への対策に追われる生産者の姿が見られました。
【ON】刈屋梨生産者「一応、風よけです。もう1回あの時のような水が来たらちょっともう(辛い)」
12日の空の便は、これまでに山形空港発着の羽田便と伊丹便合わせて6便が欠航となりました。
また、JR山形新幹線など各線は、台風の影響で遅れや運休が発生する可能性があるということです。