埼玉県の男女が赤ちゃんの遺体を千葉県の海岸に投げ捨てたとされる事件をめぐり、死体遺棄を赤ちゃんの母親に指示したなどとして起訴されている男が、この母親に売春をさせていた疑いで9日、再逮捕されました。

売春防止法違反の疑いで再逮捕されたのは、埼玉県狭山市の職業不詳・碓井康哲容疑者（33）です。警察の調べによりますと、碓井容疑者は去年2月ごろからことし3月ごろまでの間、埼玉県周辺のホテルなどで当時30代の女性を複数の男性と売春させた疑いです。
女性は、碓井容疑者の指示を受けて複数の出会い系アプリで男性と接触し、1回数万円で売春をしていました。売春で得た報酬のほとんどを容疑者に渡していたということです。碓井容疑者は、この女性に対する傷害と女性の赤ちゃんの遺体を遺棄するようそそのかした罪で起訴され、現在、裁判が行われています。