地元のサクランボの枝活用し卒業証書作成 式で手渡す 寒河江市の三泉小学校

山形県内の小学校では18日、卒業式のピークを迎え、卒業生たちが慣れ親しんだ学び舎を巣立ちました。このうち、寒河江市の三泉小学校では、サクランボの枝を活用した卒業証書が卒業生に手渡されました。
寒河江市の三泉小学校では、6年生10人が在校生や保護者が見守る中、卒業式に臨みました。
式では、卒業生一人一人の名前が読み上げられた後、卒業証書が手渡されました。
この卒業証書は、地元産のサクランボの木の枝を使った特別な紙で製作されたものです。三泉地区では、サクランボの栽培が盛んで、地元のサクランボ農家が剪定して使わなくなった枝を粉末状にして和紙を作り、その和紙で卒業証書が作られました。
佐藤匡一校長「三泉の人の協力・尊重が籠った卒業証書。その心を受け取り、三泉小学校を卒業してください」
卒業生たちは、卒業証書を受け取った後、教職員や在校生からの言葉を受けながら学校生活に思いを馳せていました。
「私は三泉小学校が大好きです。みんなで色々なことを学んだり、絆を深めたりして、楽しい学校生活でした」
卒業生3人「卒業はうれしいけど悲しい気持ち。中学校ではいろんな人と仲良くなって、楽しい学校生活を送りたい」
「勉強と部活を頑張って、お兄ちゃんと同じで生徒会長になりたい」
「将来の夢がディズニーキャストなので、英語を学んで話せるようにしたい」
県内の小学校の卒業式はこの日がピークで217の小学校のうち200校で式典が行われました。