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高い利率をうたったうその預金話 住友生命保険の新庄支部の元職員が1300万円詐取か

2025年3月17日 18:20
高い利率をうたったうその預金話 住友生命保険の新庄支部の元職員が1300万円詐取か

大手保険会社「住友生命保険」の山形県内支部に勤務していた元職員の女性が、顧客に対して高い利率をうたったうその預金話を持ち掛け、現金をだまし取っていたことがわかりました。被害額はあわせておよそ1300万円に上るとみられています。

顧客から現金をだまし取っていたのは、住友生命保険山形支社の新庄支部に在籍していた50代の元職員の女性です。住友生命保険のこれまでの調査によりますと、元職員の女性はおよそ15年にわたって新庄支部で保険営業の業務に携わっていました。女性は2015年11月から顧客に対し「職員専用の高利率預金枠がある」とうその預金話を持ちかけ、現金をだまし取っていたということです。

女性がことし1月末に自己都合を理由に退職した際、会社側が女性の顧客に担当者が変わる旨を連絡したところ、複数の顧客がうその預金話を持ち掛けられていたことが明らかになりました。
これまでの調査の結果、2015年11月から去年8月までの間に10人が現金をだまし取られ、被害額はあわせておよそ1300万円に上るということです。
女性は会社の調査に対し、現金をだまし取っていたことを認めていて、これまでにだまし取った現金のうちおよそ930万円を返済しています。
住友生命保険は被害については今後、全額返済するとしていて、これまでに被害者に対して謝罪したほか、元職員の女性については懲戒解雇処分とする方針です。今後は引き続き調査を進め被害の全容を把握をした上で刑事告発も検討していくとしています。

最終更新日:2025年3月17日 19:36
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