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検察「自身を『魔術師』と称し修行として女性に暴行」 被告は否認 山形地裁で初公判

2024年7月11日 17:56
検察「自身を『魔術師』と称し修行として女性に暴行」 被告は否認 山形地裁で初公判

赤ちゃんの遺体を千葉県の海岸に投げ捨てた疑いで埼玉県の男女が逮捕された事件に関連し、女性に暴行しけがをさせた疑いで再逮捕された男の初公判が開かれました。男は「身に覚えがない」と否認しています。

傷害の罪に問われているのは、埼玉県狭山市に住む職業不詳の碓井康哲被告(33)です。
起訴状によりますと、碓井被告はことし3月、自宅で30代の女性に対し、棒状のもので女性の肩や腕などを複数回叩いたり、放電する道具を押し当てたりする暴行を加え、女性に全治およそ10日間のけがをさせたとされています。
11日、山形地方裁判所で開かれた初公判で、碓井被告は「身に覚えはなく、事実無根である」と起訴内容を否認しました。
碓井被告と女性は4年前、インターネットサイトの関係者を介して知り合い、検察側は冒頭陳述の中で、碓井被告が女性に対し、自身のことを「魔術師」と称し、修行だとして女性に日常的な暴行を加えていたと主張しています。
一方、弁護側は「女性とは知人関係に過ぎず、女性のけがは碓井被告の暴行によるものではない」と主張しています。次回の裁判は8月9日に開かれます。碓井被告は死体遺棄教唆の罪でも起訴されています。

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