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6歳の男の子が3年間伸ばした髪の毛を寄付 身近で亡くなった子がいたのがきっかけ

2024年4月4日 18:54
6歳の男の子が3年間伸ばした髪の毛を寄付 身近で亡くなった子がいたのがきっかけ

小児がんの治療などで髪の毛を失った子どもたちに、寄付された髪の毛で制作したウィッグを、無償で提供する活動を「ヘアドネーション」と言います。寒河江市の6歳の男の子が3年間伸ばし続けた髪を切りこうした「ヘアドネーション」に協力しました。

寒河江市に住む高橋七煌くん(6)です。ヘアドネーションのため3年間伸ばし続けた髪を切るため、この日、南陽市の理容室を訪れました。

七煌くん「めっちゃツルツル!」

ヘアドネーションとは、小児がんや先天性の脱毛症などで髪の毛をなくした子どもたちを対象に、寄付された髪の毛で制作したウィッグを、無償で提供する取り組みです。七煌くんは3年前から髪の毛を伸ばし始めました。

高橋七煌くん(どうして髪を伸ばしたの?)「髪がないお友達に髪をあげるためです。(どうして髪を寄付するの?)そのほうがみんなが楽しい暮らしになると思うから」
母・試子さん「七煌が2歳の時に身近で病気で亡くなった子がいたので何かできることないか七煌と話してヘアドネーションを知って一緒に始めたのがきっかけ」

(緊張しない?)「ん~楽しみ!」
七煌くん「いい音する」

およそ1時間かけて丁寧にカットされていきます。髪は頭頂部や側頭部など位置によって長さが違うため、1つのウィッグを作るためにはおよそ40人分の髪の毛が必要だといいます。
最後に髪型を整えて・・・。ヘアカットが終了しました。
今回切った髪の長さは、45センチ。ウィッグに必要な長さの31センチを大きく上回っていました。

高橋七煌くん(切った感想は?)「スッキリしました。ちゃんと大事にして喜んでくれるとうれしい」

ヘアドネーションに取り組む濱田秀子さん「人毛ウィッグはすごく自然になじむ。特に18歳未満の子どもたちは人と違うことに戸惑う人もいる。ヘアドネーションを通じて助け合いの気持ちが少しでも広がっていってほしい」

寄付された七煌くんの髪は、今後、大阪のウイッグメーカーを通じて必要としている子どもたちに贈られるということです。

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