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レモネード販売し小児がん患者を支援 山形県内の高校生の支援プロジェクト 新年度も継続へ

2024年3月12日 17:47
レモネード販売し小児がん患者を支援 山形県内の高校生の支援プロジェクト 新年度も継続へ

レモネードの売り上げが小児がん患者への支援になります。山形県内の高校生らが行っている小児がん患者への支援を募ったプロジェクトの新年度に向けたキックオフミーティングが12日、開かれました。

天童市の県青年の家を拠点に活動する県内の中高生や大学生たちのボランティアサークル「nicoこえ」は、小児がん患者の支援のため、レモネードを販売してその売り上げを寄付する「山形レモネードスタンドプロジェクト」を行っています。
今年度から活動を始め、県内各地のイベントに参加して、レモネードスタンドを繰り広げたほか、趣旨に賛同した70を超える学校や団体などがレモネードの販売や広報活動に協力。2月には活動を通じて集まったおよそ100万円を山形大学医学部に小児がんの研究に役立ててもらおうと寄付しました。
12日、天童市で開かれた新年度の活動のキックオフミーティングでは、活動の名前を「山形 MakeLemonadeプロジェクト」とし、新年度も活動を継続することを発表しました。プロジェクトリーダーで小学3年生の時に小児がんを患った東海大山形高校3年の平田寧々さんは、活動の中で徐々に支援の輪が広がっていることを実感したといいます。

平田寧々さん「イベントに『レモネードスタンドのために来ました』と言ってくれる人や『闘病していました』とカミングアウトをしてくれる人がいて、レモネードスタンドという活動が小児がん支援の活動として伝わって広がっていると感じた」

また、プロジェクトに賛同する歌手の早見優さんからのメッセージも紹介されました。

歌手・早見優さん「たくさんの山形県の皆さんも活動に参加してもらい小児がんと戦っている人たちに寄付してもらえたら。みなさんのご協力をお願いします。そして『nicoこえ』の皆さん頑張ってください。私も応援しています。」
平田寧々さん「新年度は目標としていた継続となる第一歩の年なので今年度よりも多くの場所でレモネードスタンドができるといい。」

ボランティアサークル「nicoこえ」は、新年度も県内のイベントなどでレモネードを販売して売り上げを県内の医療機関に寄付することにしています。

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