山形県内の林野火災件数が去年の2倍以上 「山火事防止キャラバン」で注意呼びかけ
山形県内では各地で火災の発生が相次いでいます。こうした中、大規模な林野火災が相次いでいる置賜地域での山火事を防ごうと14日、広報キャラバンが米沢市を出発しました。
米沢市の県置賜総合支庁が主催した「山火事防止キャラバン」の出発式では職員など合わせて20人が広報車に乗り込み、山間部などの巡回に向かいました。
県内では、5月4日に南陽市の秋葉山でおよそ137ヘクタールを焼く大規模な山火事が発生するなど、火事が相次いでいます。
県のまとめではことし発生した火災の件数は、合わせて141件でこのうち、林野火災は26件にのぼり前の年の2倍以上に増加しています。県は、5月末までを「山火事防止特別警戒期間」に設定し、改めて火の取り扱いに注意を呼びかけています。
置賜総合支庁森林整備課 森川東太課長「一番乾燥する時期なので特段の注意が必要。 消えたと思っても再度確認し消火を完了したことを確認してほしい」
県は、強風や空気が乾燥している時はたき火をしないなど火の取り扱いに注意を呼びかけています。