天童市の酒蔵で東京大学の学生たちが仕込み作業を体験 5月の大学祭で日本酒ブースを出店
天童市の酒蔵で東京大学の学生たちが日本酒の醸造工程を学ぶ研修が12日始まり、学生たちが仕込み作業を体験しました。
天童市の出羽桜酒造を訪れたのは、東京大学農学部の3年生11人です。学生たちは、醸造について説明を聞いたあと仕込み作業を体験しました。
山川麻衣子アナウンサー「さっそく学生のみなさんが日本酒で使う酒米を洗う作業をしています。初めての作業腰を落として一生懸命やっています。水冷たくないですか?」
学生「冷たいですすごい冷たいです」
学生たちが挑戦したのは、純米大吟醸を造る最初の工程。水温は4度。10キロの酒米をこの冷たい水で1分30秒洗い続けます。
山川アナウンサー「この酒米を洗ったら一気に上げて流水をかけます。時間を計っての作業。手早い作業が求められます」
学生「手の感覚がない。すごく大変だった。これを1日何回もやるのは重労働だと思った」
学生「いつもとぐお米よりも粒が小さくて細かいのが触って分かった」
この日本酒づくりの研修は、出羽桜酒造の仲野益美社長が東京大学大学院で醗酵醸造学の講師を務めている縁で、毎年、学生を受け入れて行っています。
「お酒は水が大事だと思った。この作業がすべてに関わってくると思うと水がきれいなことが大事だと思った」
13日は、蒸しあがった酒米を運び、麹を造る作業を体験します。学生たちはことし5月に開かれる東大の大学祭に日本酒のブースを出店し、今回の経験を生かし、県産酒をはじめ日本酒のおいしさを来場者にPRするということです。