障害者支援施設の総務課長 パワハラで懲戒処分 約10年にわたり複数部下に 山梨
県立の障害者支援施設を運営する法人の総務課長が約10年間にわたり、複数の部下にパワハラ行為を繰り返していたとして減給の懲戒処分を受け、課長職からも降格させられたことが分かりました。
減給処分と降格人事を受けたのは南アルプス市の障害者支援施設「県立育精福祉センター」の50代の男性職員です。
施設を運営する社会福祉法人「山梨県手をつなぐ親の会」によりますと、男性職員は施設で働き始めた約10年前から、複数の部下に対して度々、暴言を吐いたり人格を否定する言動をしたりしていました。
今年8月、県に匿名の告発文が届いたため、法人が調査委員会を設置。聞き取りに対し、男性職員は「申し訳なかった」と話し、パワハラ行為を認めたということです。法人は10月8日付けで男性を減給10分の1(1か月)の懲戒処分とするとともに、課長職から降格させました。現在は施設とは別の場所で勤務しているということです。
法人では「今後は風通しのいい職場づくりを徹底し、ハラスメントの防止に努める」としています。