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「能登を忘れないで」毎月1回キッチンカーで訪問 炊き出し続ける男性の思い 山梨

2024年10月9日 19:46
「能登を忘れないで」毎月1回キッチンカーで訪問 炊き出し続ける男性の思い 山梨

 地震、そして豪雨と災害が相次いだ能登半島で毎月、炊き出しを続ける山梨の男性がいます。取材しました。

 山梨市で約60年続く老舗の中国料理店「喜多八」です。店主の斉藤雄太さんは今年元日に発生した能登半島地震後から月に1度のペースで石川県内にキッチンカーで訪れ食料支援を行っています。

「喜多八」斉藤雄太さん
「食べるものを生業としてるので。壊れた家を壊すのを手伝ったり重機の運転はできない。食を通じてしか支援できない。少しでもできることがあればと思っていつもやっている」

 斉藤さんが石川県を訪れるのは今月で10回目。近所にも声掛けし、協力を得ることで支援できる食べ物の種類や量も少しずつ増えてきました。8日夜は5人で被災地に持っていくいなりずしをつくりました。

食料支援に参加した人は
「おいなりさんを能登の人に一個でも多く食べてもらいたいという気持ちで作っている。身近に能登のためにがんばっている人がいてすごい」

 そして一夜明けた9日、斉藤さんを含む6人の支援者が石川県に向けて出発しました。

「喜多八」斉藤雄太さん
「やっと(地震から)復興し始めたところだが、先日の豪雨でまた降り出しに、間違えばマイナスに戻ってしまった状況。できる限り温かい物が提供できたらと思っている。現地の人にはボランティアや被災者を含めがんばってほしい。山梨のみなさんにはとにかく能登を忘れないで、少しでもできることを支援してほしい」


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