“福島の復興”高校生が学ぶ 当時2歳の生徒「風評被害が大変」復興庁が出前授業 山梨
東日本大震災の被害を受けた福島県の復興について学ぶ出前授業が24日、甲府商業高校で開かれました。
この出前授業は2011年の東日本大震災で津波や原発事故の被害を受けた福島県の復興状況を知ってもらおうと開かれたもので、講師は甲府市の元副市長で復興庁の宇野善昌事務次官が務めました。
復興庁 宇野善昌 事務次官
「(福島県)双葉町を見てみるとまだ2%しか帰ってきていない。実際には130人程度の住民しか帰ってきていない」
甲府商業高校の1年生34人を前に宇野さんは津波で引き起こされた原発事故によって今なお、約2万6000人が避難生活を続けていることを伝えました。
震災当時、まだ2歳だった生徒はー
参加した生徒は
「嫌なイメージ(風評被害)があって大変だと思うが、ポジティブに考えてがんばって復興しているところがすごいなと思う」
復興庁 宇野善昌 事務次官
「復興の教訓を次世代に引き継いでいくことがわれわれの責務ではないかなと思う。それによって災害による死者を減らすことにつなっていく」