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八ヶ岳で「預託放牧」始まる 農家の廃業進み牛減少 飼料高騰が影 山梨県

2024年5月7日 19:19
 八ヶ岳で「預託放牧」始まる 農家の廃業進み牛減少 飼料高騰が影 山梨県

暑さが厳しい夏の間、涼しい八ヶ岳の牧場で畜産農家から牛を預かる「預託放牧」が7日、始まりました。

飼料価格高騰の影響で廃業する生産者もいて、今年は預かる牛が減ったといいます。

標高約1400mに位置する北杜市の県立八ヶ岳牧場天女山分場です。

こちらでは約70年前から、県内の畜産農家から夏場に牛を預かる「預託放牧」を行っています。

涼しい高原でのびのびと過ごすことで牛たちが丈夫に育つほか、高齢化が進んでいる農家の負担軽減にもつながるといいます。

県子牛育成協会によりますと、今年は9日までに約40戸の農家から450頭を預かる予定ですが、飼料価格の高騰で廃業を余儀なくされた農家もあり、利用する農家は例年より10戸ほど減ったといいます。

県子牛育成協会 菊島孝 専務理事
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八ヶ岳での預託放牧は10月下旬まで行われます。

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