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野菜価格の高止まり続く 例年の2~3割高 3月の天候不順が影響 山梨県 

2024年4月2日 19:17
野菜価格の高止まり続く 例年の2~3割高 3月の天候不順が影響 山梨県 

天候不順などの影響で一部の野菜が例年より2割から3割高い価格で取引され、高止まりが続いています。

甲府市地方卸売市場の山梨中央青果によりますと、大根や長ネギ、きゅうりは例年の2割から3割の高値で取引されています。

一方、前の週まで例年の2倍から4倍の価格で取引されていた白菜やキャベツも、産地の切り替わりで徐々に値段が落ち着き始めたものの、現在も例年に比べ3割高と価格の高止まりが続いています。

価格高騰の背景には、3月中旬以降の気温の低下や北海道を除く全国各地で例年のおよそ1・5倍の雨量が観測されるなどの天候不順があげられます。

野菜の生育が悪化し、出荷量が低下することで、品薄状態になっているということです。

■山梨中央青果 野菜部 早川健部長:「2月下旬から3月上旬の暖かさで冬物野菜は例年より早く出荷されたことや、3月中旬以降は気温が下がって寒くなり、春物野菜は出荷が遅れ高値が続いている」

今後は春物野菜の出荷が進み品物が増えてくる一方、学校給食が始まると野菜需要が高まるため、しばらくは高値が続く予想です。

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