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車上荒らしが多発 過去5年で最多ペース 新手口「リレーアタック」にも注意 山梨

2024年9月25日 18:46
車上荒らしが多発 過去5年で最多ペース 新手口「リレーアタック」にも注意 山梨

 今年に入り県内で確認された車上荒らしの被害が、過去5年で最も多いペースで発生していることが分かりました。近年はスマートキーの仕組みを悪用した「リレーアタック」と呼ばれる新たな手口も増えています。

車上荒らしの被害男性
「(軽トラのドアがわずかに)これだけ開いてた。不思議だなと思って(ドアを)開いて見たら、仲間から集金した現金が盗まれていた」

 車上荒らしが発生した北杜市高根町の住宅に隣接した駐車場です。被害にあった70代の男性は8月31日の午前5時ごろ、畑に出かけようと駐車場に向かった際、車内にあった現金約2万円が盗まれているのに気付きました。隣の軽乗用車も車内が荒らされていたほか、この場所から200メートル離れた場所でも同様の被害があったということです。

車上荒らしの被害男性
「この田舎で、そんな盗難があるかな…30年も同じようなことをやっていてと安心しきってるから。(油断していると)いつか自分にもしっぺ返しが来るよと言いたいね」

 また、9月13日には甲府市千塚でもアパート前に駐車していた車の窓が割られ、財布や現金が盗まれる被害がありました。

 県警によりますと、今年8月までに確認された車上荒らしの被害は144件で去年の同じ時期よりも40件以上増加し、過去5年で最も多くなっています。

 防犯に詳しい警備会社よりますと、車上荒らしは窓を割る手口が多いものの、近年ではスマートキーの仕組みを悪用し犯行に及ぶ新たな手口も目立つといいます。

アルソック山梨支部 田口勝さん
「いわゆるリレーアタック法という手口があり、鍵を持った方から電波を届くところに専用の装置を持った人がいて、その専用の装置を持った犯人がさらに経由をして車で近づいて、鍵があたかも近くにあるかのように車を開けてしまう。何も被害がないように開けてしまうというような犯行が多いです」

 リレーアタック法への対策として駐車する際、スマートキーの電波が外に漏れないように金属の容器で保管すると効果があるといいます。 貴重品を車内に置かない基本的な対策も重要だとし、「日ごろから自分のこととして警戒する心構えが大事」と呼びかけています。

最終更新日:2024年9月25日 18:46
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