【山梨この1年】2024年の事件や自然災害、社会現象を振り返る「社会編」
山梨の2024年を振り返るシリーズ「山梨この1年」。事件や災害、社会現象となった出来事をまとめた「社会編」です。
1月、2人が亡くなった甲府市の殺人放火事件で、甲府地裁は犯行時19歳だった男に死刑を言い渡しました。18・19歳でも起訴後に実名報道が可能な「特定少年」が死刑判決を受けた全国初のケースとなりました。
2月、甲州市の寺の境内で、埋められた乳児の遺体が見つかりました。逮捕されたのは母親で市の会計年度任用職員の女。周囲は女の妊娠に気付いていませんでした。
5月。身延町の河川敷で女性の遺体が見つかりました。殺害・遺棄したとして逮捕されたのは同僚の男。女性への好意が実らず、逆恨みによる犯行とみられています。
記録づくめの夏でした。甲府の猛暑日は過去最多の44日と観測史上、最も暑い夏に。
秋になっても気温は下がらず、富士山の初冠雪も観測史上、最も遅い11月7日にずれこみました。
8月、各地で局地的な大雨に見舞われました。記録的短時間大雨情報が出された甲斐市内では川の護岸が崩壊。車の水没や床下浸水などの被害も相次ぎました。
5月、富士河口湖町のコンビニ前に設置された富士山を隠す「黒幕」は、オーバーツーリズムの象徴として注目されました。観光客のマナー違反を受けた苦肉の策。ほかに富士山を撮影するための線路内への立ち入りなども相次ぎました。
8月、宮崎県の日向灘を震源とする震度6の地震が発生。気象庁は初めて南海トラフ臨時情報の巨大地震注意を発表しました。県内でもJR身延線が特急の運転を見合わせるなど、影響が出ました。