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【もし停電したら?】携帯電話のバッテリー対策に冷蔵庫の食べ物の保存、ペットボトルの意外な活用法

2024年8月15日 19:43
【もし停電したら?】携帯電話のバッテリー対策に冷蔵庫の食べ物の保存、ペットボトルの意外な活用法

 いつ大きな災害が来るか、分かりません。15日起きた大規模停電や南海トラフ地震、また関東地方を直撃すると言われる台風7号であったり、災害とは切っても切りはなせない日本。もしもの時、どうすればいいのか。その備えを考えていきます。

 (黒木千晶キャスター) 
 停電になってしまった時の対策ですけれども、トイレ、停電のみで断水していない場合に限るんですが、手動洗浄レバーであれば流すことができます。自動洗浄のトイレであれば、停電時用のレバーで流せます。ただ種類によって異なってくるので、説明書で確認などをするようにしてください。

 そして大事なのは、携帯電話のバッテリーです。スマートフォンは、省エネ設定をして画面の明るさを落とす。さらに使わない時はWi-FiやBluetoothをオフにすることで、無駄な電源を使わずに済みます。

 さらに、停電した際のこちら。備えておくと重宝するのがペットボトルですね。こちら常温のものと、凍らせたものを両方用意しておくといいそうなんです。
 なぜ重宝するかと言いますと、今の時期、例えば冷蔵庫の中のものが腐ってしまうんじゃないかって心配になりますよね。それから暑さ対策にもなるということなんです。
 もし、停電が起きてしまったときの暑さ対策や冷蔵庫の中身をどうしたらいいのかというと、例えば、冷凍のものを冷蔵庫の上の段へ移動する。そして、もともと上の段に入っていた冷蔵のものを下の段に移動させる。こうすることで、元々凍っていた冷凍していたものが、いわば保冷剤の代わりになって、冷気が下に落ちていく。この冷蔵庫の中が涼しいままに、少しでも長く保つことができるということです。
 ただ、その際に冷凍のものが溶けてきて、水滴が落ちてきてしまうので、新聞紙を敷くなどの対策をなさってください。

 それから暑さ対策なんですが、凍っているペットボトルを使うと、首や脇の下を冷やすことができますし、さらに凍っていなくても、冷たいペットボトルで手の平を冷やすことで熱中症対策にもなるということです。

 ペットボトルがあると、他にもちょっと便利なものがあります。
 こちらスタジオで実演しますけれども、スマートフォンのライトの上に水を入れたペットボトルを載せます。そしてスタジオの明かりを消します。こうすると、下に光があるんですけれども、この水の乱反射で、より部屋の中をランタンのように明るくできるというものなんです。

 スマートフォンのライトでなくても、懐中電灯などでもできるということです。暗い中、少しでも明かりがあると安心すると思いますので、こういった対策をペットボトルを使ってなさってください。

 それから災害の時に注意が必要なのは、ニセ情報です。皆さん、気をつけるようにしてください。

 例えば、SNSなどでデマの情報が流れることもあります。熊本地震の時も能登半島地震の時もそうでした。
 それから外部のサイトへ誘導して出会い系やアダルトサイト、関係ないサイトなどにアクセスされるケースもあるそうなんです。こういったデマや外部サイトへの誘導非常に許しがたいですね。

(横須賀ゆきの解説委員)
 そうですね。とにかく災害時は不安とか怒りが、皆さんの中に感情が湧き起こるのが人間自然なんですね。そこを利用したものが、外部サイトへの誘導とか皆さん気をつけていただきたいのが詐欺です。詐欺は本当に起こりますから、十分にお気をつけください。今はこれ犯罪で取り締まることが一部できるんですけれども、まだまだ横行しているのが現状なので、災害時のデマですね、十分にご注意いただきたいと思います。

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