【速報】万博「テストラン」府民無料招待に定員の約8.5倍の応募 吉村知事「非常にびっくり」

大阪・関西万博の開幕直前に改善点の洗い出しなどを目的に一般の来場者を無料で会場内に入れる「テストラン」で、府民約4万人の応募枠に対し、約35万人分の応募があったことがわかりました。
万博が開幕する4月13日を前に、テストランは4月4日から6日にかけて3日間行われ、初日は国や府、市、経済界などの関係者約1万人が訪れます。2日目と3日目には約4万人の府民を無料招待することになっていて、公募は1月31日から2月28日まで専用のホームページで行っていました。
大阪府によりますと、締め切りまでに定員の約8.5倍にあたる約35万人分の応募があったということです。このうち、障害のある人からも4万人を超える応募があり、約4000人が当選したということです。抽選は無作為で行われ、6日にも結果が通知され、17日から18日にかけチケットIDが発送されます。
府によりますと、テストランの参加者は大屋根リングに登ることができるほか、パビリオンを予約して実際に体験したり、飲食店を利用したりすることができます。参加者にパビリオンや飲食店を利用してもらうことで、入退場など会場の導線を確認したり、チケット処理や決済が確実に行えるのか確認するなど、開幕前に会場運営の改善点を洗い出すことが狙いです。
また、参加者にSNSなどで情報発信してもらうことで、機運醸成にも繋げたいとしています。
大阪府の吉村知事は5日、報道陣に対し、「4万人って、最初集まるのかなと思っていましたが、ふたを開けてみたら、多くの応募があり、非常にびっくりしています。多くの方が万博を楽しみにしていることの結果かなと思います」とコメントしました。