“本物の絵がない”のに「モネ」の世界に没入 アートの新たな楽しみ方 ドリンク片手に名画に挑戦も
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みなさん、美術鑑賞を最近しましたか?1年以内に美術鑑賞をしたかという調査に対し…なんと86%の人が鑑賞していないという結果に。その理由として最も多かったのは、ズバリ、「関心のなさ」。絵を見てもよくわからないという理由から関心がないと思う人が多いのではないでしょうか。
そんな「関心のない」人も気軽に触れられる新しいアートの楽しみ方を取材してきました。
目の前に迫りくる名画の数々。神戸で開催されている“本物の絵がない美術展”「モネ&フレンズ・アライブ」。ここで見られるのはモネをはじめとするフランス画家たちの作品。繊細さより、目で見た印象を描く、自由な作風が特徴です。
壁や床一面に次々と映し出され、まるで絵の世界に入り込んだような感覚が味わえます。一般的な美術館とは違って自由なスタイルで鑑賞。
中にはこんなブースも…。
モネの代表作「睡蓮(すいれん)の池」などの1枚になれるフォトスポット。自宅の庭に植えられるほどモネを魅了した睡蓮。モチーフとして描かれた作品はなんと、250枚を超えるんだとか。
来場者
「いつの間にか没入していてびっくりした」
「初めて来て絵画に触れるきっかけになりそう。実際の絵も見たくなった」
「見る」から「入り込む」。アートの新たな楽しみ方が生まれていました。
続いての楽しみ方はー。
講師・Hatsumiさん
「よろしくお願いします。乾杯!」
「睡蓮の背景にあたる湖の部分を描いていきたいと思います」
大阪・梅田にあるアートバー大阪。ドリンクを片手にお喋りしながら名画を描けることで人気です。今回のテーマは「モネの睡蓮」。絵のプロたちが楽しくサポートしてくれます。
講師・SOTAさん
「もっと日常的に色んな人が絵を描ける世の中になればいいなと思って。変に格式高いものじゃなくて、入り口として絵に入っていけるようなラフな場であれば良い」
普段は絵を描かない皆さんも気分はまるでモネ。
参加者
「描くことで別の視点でアート楽しめる」
「自分で筆を持ったからこそ、どういう風に描いたんやろうみたいな。1回行った美術館でも、もう1回訪れたい」
様々な形でアートを楽しめるようになったいま、その経験が日々の暮らしをさらに彩ってくれるかもしれません。
紹介した『モネ&フレンズ・アライブ展』は来月30日まで開催されているということです。皆さんも新しいアートの世界に没入してみてはいかがですか。