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【ナゼ?】最近よく見かけませんか?『生絞りオレンジジュースの自動販売機』実は本社のある国では超有名!日本でも現在急増中で、オレンジ1日約12万個を消費することも…世界的なオレンジ不足の中、急成長支える秘密とは?

2024年6月18日 16:30
【ナゼ?】最近よく見かけませんか?『生絞りオレンジジュースの自動販売機』実は本社のある国では超有名!日本でも現在急増中で、オレンジ1日約12万個を消費することも…世界的なオレンジ不足の中、急成長支える秘密とは?
近頃よく見かける『オレンジ生絞り自販機』

 主な生産国・ブラジルでの不作の影響などで“世界的なオレンジ不足”の中、急増しているのが『生絞りオレンジジュースの自動販売機』!2024年6月14日現在、日本国内では482か所に設置されています。オレンジ不足の中、なぜ“生絞りオレンジジュース”を提供できるのか?一体どこから来たのか?取材しました。

 『森永乳業』『雪印メグミルク』といった日本の飲料メーカー各社が、オレンジを使った飲料の販売を相次いで休止しています。その理由の一つが、オレンジ果汁の輸入価格が大幅に上昇したこと。2022年には1リットル当たり323円でしたが、2024年には656円と、2倍以上に。オレンジ果汁は50%以上をブラジルからの輸入に頼っていて、2023年に雨被害などで原料が不足したことが、高騰の原因となっています。

 『えひめ飲料』のポンジュースは、800mL・410円だったところ、2024年4月から560円に値上げ。また、「果実(オレンジ(ブラジル)、うんしゅうみかん(国産))」だった原材料も「果実(うんしゅうみかん(国産)、オレンジ)」と、輸入オレンジ果汁の比率を下げて50%以上を国産みかん果汁に変更しました。原材料を変更した理由について、担当者は「オレンジ不足はありますが、消費者の好みの変化に合わせ、甘味とコクを入れようと検討していたタイミングも重なった」と話しています。

 こうした中、急増しているのが『生絞りオレンジジュースの自動販売機』。展開しているのはシンガポールに本社を置く『IJOOZ(アイジュース)社』で、シンガポール国内には1000台以上が設置され、国民の8割が飲んだことがあるという有名な会社です。日本には2023年4月、八王子に1号機が設置され、わずか1年2か月で全国に482台と急拡大!商業施設や駅構内・空港内などに設置され、多い時には一日に約12万個のオレンジを消費しているといいます。

 日本で一番売れているのはJR池袋駅構内に設置された自販機で、多い時で一日に約400杯が売れるのだとか。『IJOOZ社』は独自で自動販売機を製造。専用システムを開発していて、オレンジ・カップ・フィルムなどの残数情報をリアルタイムで管理。各地に冷蔵保管用の倉庫があり、補充が必要な場合は、スタッフがその倉庫から現場まで運んで補充しているということです。

 オレンジ不足の中、大量にオレンジを確保できている理由について、『IJOOZ』 担当者は「アメリカ・オーストラリアの契約農家から直接オレンジを仕入れているので、影響はない」と話しています。今後の展開としては、「年内に1000台まで増やしたい」「1人でも多くの人に、新鮮なオレンジのおいしさを手軽に楽しんでほしい」としています。

(「情報ライブ ミヤネ屋」2024年6月14日放送)

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