高級外車「マセラティ」の自動車ローンを巡る詐欺事件で逮捕された男らがクレジット会社から多額の現金をだまし取るため、車の価格を不当につり上げていたことが新たにわかりました。

　13日送検されたのは、自称会社員の南本満容疑者（39）と兄の龍也容疑者（45）、中古車販売店の社長、片野田洋介容疑者（45）の3人です。
　3人は昨年4月、片野田容疑者の店から高級外車「マセラティ」を購入するローンを他人名義で不正に契約し、クレジット会社から約1500万円をだまし取った疑いがもたれています。

　3人はローンを組む際、車の価格を2780万円としていましたが、実際の車は中古車で、相場は600万円程度だったことが警察への取材でわかりました。警察は3人が多額の現金をだまし取るため、不当に価格をつり上げていたとみて調べています。