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「作品作り続けることが思い引き継ぐこと」36人犠牲の京アニ放火殺人事件5年 遺族らが追悼式で祈り

2024年7月18日 12:13
「作品作り続けることが思い引き継ぐこと」36人犠牲の京アニ放火殺人事件5年 遺族らが追悼式で祈り

 36人が犠牲となった京都アニメーション放火殺人事件から、18日で5年です。現場では追悼式が行われています。(取材・報告=藤枝望音 記者)

 京都市伏見区の事件現場近くにいます。壁の向こうに白いテントがありますが、あちらで追悼式が行われました。

 5年前の18日、「京都アニメーション第1スタジオ」で、36人が犠牲となった放火殺人事件がありました。事件が起きた午前10時半ごろから、遺族や関係者が祈りを捧げました。

 式では、京アニの八田英明社長が「この5年間、必死で過ごしてきました。作品を作り続けることが皆の思いを引き継ぐことと強く胸に刻み、一歩一歩歩んでまいりました」と述べたということです。京アニ側は、周辺での混乱を避けるため、一般の人の訪問は控えてほしいとしています。

 7月14日には、宇治市の公園に事件を後世に伝えるための碑が完成し、18日も朝からファンが訪れていました。

 碑を訪れた人
「つらいことを思い出すかもしれないけれど、それを踏まえて一歩でも前進できたら」

 追悼式に参加した1人は、「亡くなった36人の思いを胸に、これからも作品を作り続け、志を未来へつないでいきたい」と話していました。

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