【速報】紛糾する『K‐PОP無料ライブ』経費削減で奈良公園から屋内ホールへ…収容人数は6分の1に 予算は10分の1に圧縮も…トップアーティストは「難しいと想定」奈良県知事が表明
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奈良県が企画している「K-POPアーティストの無料ライブ」について、奈良県の山下真知事は12日、経費削減のため、当初予定していた奈良公園から、奈良市内の屋内ホールに変更して開催すると明らかにしました。
イベントの開催は10月24日(金)の予定で、奈良市の「なら100年会館」の大ホール(最大収容人数は1476人)での実施となり、約6分の1の規模に縮小となります。予算は約2900万円で、当初の想定からから約10分の1に圧縮されることになります。
屋外での開催の場合、日本でも著名なK-POPのトップアーティストが派遣される予定でしたが、室内での開催への変更により、「規模に応じた2~3組程度」とされ、山下知事は「トップアーティストが来るのは難しいと想定される」との見解を示しました。
山下知事は、韓国側との協議について、「韓国側はトップアーティストを派遣できないのは残念な様子だったが、大変厳しい環境に置かれているというのはご理解頂いた」と経緯を説明した上で、「楽しみにされている方も多かったと思うが、県の最終意思決定は県議会。県議会の意向を踏まえ、全くできないよりは規模を縮小して開催できる。否定的な意見をもたれている方も、一定の理解を得られるのでは」と語りました。
■奈良公園で無料開催予定も…2.7億円の予算に反対の声
無料ライブは、日韓国交正常化60周年と、奈良県と韓国・忠清南道との友好提携15周年を記念したもので、2025年10月に奈良公園で開催し、約9500人が無料で鑑賞できる計画でした。
去年12月の県議会で、この無料ライブに約2億7000万円を支出する補正予算案が日本維新の会や自民党の一部議員らの賛成多数で可決されましたが、一部の議員から費用対効果などを疑問視する声が噴出。先月28日には、住民団体が県に無料ライブ開催に反対する約550人分の署名を提出するなど、無料ライブの開催に対する疑問の声が相次ぎました。
これに対し、山下知事は先月の会見で、韓国側と協議し、クラウドファンディングの実施や開催地の変更を検討していることを明かしていました。