水素燃料電池船「まほろば」披露式典 大阪市内の中心部と会場の夢洲を結ぶ 商用運航は国内初

来月に開幕する大阪・関西万博の期間中、大阪市内の中心部と会場の夢洲を結ぶ水素燃料電池を使った船が完成し、お披露目の式典が開かれました。
21日、大阪市此花区の船着き場「ユニバーサルシティポート」で開かれた水素燃料電池船のお披露目式典には、開発した岩谷産業の間島寛社長や万博のマスコットキャラクター「ミャクミャク」が出席しました。
岩谷産業が開発した水素燃料電池船「まほろば」は、水素と空気中の酸素を反応させて作った電気によってモーターを動かす仕組みで、二酸化炭素を発生させず、環境に優しいのが特徴です。
船は全長33メートル、幅8メートルの2階建て、定員は150人で、万博の開催期間中には週3日、大阪・中之島とユニバーサルシティポート、万博会場の3か所を時速約20キロで運航します。水素燃料電池船が商用運航するのは国内で初めてということです。
乗船料金は、ユニバーサルシティポートから万博会場までの区間で片道3000円で、チケットはオンラインで販売されるということです。