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兵庫・斎藤知事 元総務部長が私的情報を漏洩した疑惑 知事は「本人が否定した」と受け止め

2025年1月29日 16:59
兵庫・斎藤知事 元総務部長が私的情報を漏洩した疑惑 知事は「本人が否定した」と受け止め
兵庫県・斎藤元彦知事(29日)

 兵庫県の斎藤知事のパワハラなどの疑惑を調べる百条委員会が27日に公開した県議への聞き取り調査のなかで、元総務部長が告発者の私的情報が書かれた紙を見せたとする証言があったことについて、斎藤知事は29日の定例会見で、「(元総務部長本人が)否定したので、私としては否定されたことを受け止めている」と答えました。

 27日に開かれた百条委員会の公開資料によりますと、聞き取り調査は去年12月、最大会派「自民」の山口晋平県議と立憲民主党系の第4会派「ひょうご県民連合」の迎山志保県議に対して実施されたということです。それぞれ、去年4月に訪問してきた元総務部長と、30分ほどやり取りを交わしたということで、そのなかで私的情報がプリントされた紙を見せられたうえ、告発文書の作成者は信用できない人間だと印象付けるような趣旨の発言があったということです。

 元総務部長は、去年10月、百条委員会の証人尋問に出席。私的情報の漏洩について質問された際、情報をプリントアウトして所持していたことは認めたものの、第三者に見せたことについては答弁を拒否していました。29日の会見で斎藤知事は「(調査の内容を)読みました」「本人に確認したところ否定したので、否定されたことを受け止めている」と話しました。

 また、情報漏洩疑惑については、県が第三者委員会を設置して経緯を調査していて、斎藤知事は自身の事情聴取があった場合「真摯に対応していく」と答えました。報告書の公表については明言を避けました。

 斎藤知事の疑惑を調べる百条委員会は、2月議会の期間中に報告書を提出することを目指しています。

最終更新日:2025年1月29日 17:07
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