回転寿司チェーンの「くら寿司」が26日、4月13日に開幕する大阪・関西万博の会場で出店する店舗の内部を公開し、目玉となる同社史上“最長”の寿司レーンがお披露目されました。

　26日に公開された「大阪・関西万博店」は「回転ベルトは、世界を一つに。」をコンセプトに、338席の座席が設置され、回転ベルトは同社史上最長となる約135メートルに及びます。

　店内では、通常のメニューだけでなく、約70の国や地域の料理をコンセプトにした特別メニューを楽しむことができるということです。

　レーンに回る寿司の価格は一皿150円～（税込み）、各国の料理は300円で設定する予定だということです。

■店の外壁に廃棄予定だった33万枚以上の貝殻を再利用

くら寿司「大阪・関西万博店」

　店舗の外壁には、廃棄予定だった33万枚以上の貝殻が粉砕されて再利用され、内装には廃棄プラスチックが活用されています。

　くら寿司の岡本浩之取締役（広報宣伝・IR本部長）は、「レーンに食事が流れるのは回転寿司の存在意義で、世界中でこうした文化を広めていきたい。世界に発信する店舗としてこの店舗を作った」と話しました。

　くら寿司「大阪・関西万博店」は万博会場の「フューチャーライフゾーン」で、10月の万博閉幕まで営業する予定です。