「くいだおれ太郎」が巨大看板に!道頓堀「中座くいだおれビル」がリニューアル 万博開幕で新名所に?懐かしい映像も
26日、大阪・道頓堀の「中座くいだおれビル」がリニューアルオープンします。大阪・関西万博の開幕を目前に控える大阪の新たなシンボルとなるのでしょうか。(取材・報告=足立夏保アナウンサー)
大阪・道頓堀といいますと、タコ、ビリケンさんなど大きな看板が有名ですが、あす26日にリニューアルオープンする 大阪ならではのビルがあります。それが「中座くいだおれビル」です。全長6メートルの大きな「くいだおれ太郎」が出迎えてくれます。
こちらでは、「くいだおれ太郎」のグッズも売っています。いま人気なのが、「ミャクミャク」とのコラボグッズなんです。今すごく人気なんだそうです。
さて、この「くいだおれ太郎」、実は紆余曲折ありました。まとめましたので、ご覧ください。
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1950年から長年、大阪の街を見守り続けてきた「くいだおれ太郎」。
丸眼鏡にピエロの服という風貌で、すぐに大阪名物となりました。
そして、太郎と言えば、忘れてはならないのが、世相を反映した“コスプレ”!
ある時は、サッカー日本代表の応援に!またある時は、阪神タイガースの応援に!と、はやりものにはすかさず乗っかる、大阪らしい“いちびり精神”で常に話題を集めていました!
しかし、2008年7月。
大阪名物くいだおれ・柿木道子 女将
「大阪名物くいだおれは、日本一幸せな店でございました!」
太鼓をたたき続けて58年。店の閉店とともに姿を消すことに。
長谷川敬典 記者
「いま役目を終えた、くいだおれ太郎と次郎が、店の中へとしまわれていきます。59年の歴史が幕を閉じました」
その、わずか1年後…。
大谷瞬 記者
「こちらが去年閉店した くいだおれビルなんですが、今度はあちらの商業ビルに、くいだおれ太郎が置かれるということです」
閉店した店舗近くの「中座くいだおれビル」の店頭に立つことになった「くいだおれ太郎」。再びミナミの顔として復活しました。
「中座くいだおれビル」は今年、大阪・関西万博が開幕することから、外国人観光客の増加を見込み、去年6月から改装工事が行われてきました。
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(足立アナウンサー)
たくさんの方に愛された「くいだおれ太郎」は、あす26日、あの場所に帰ってきます。そして、こちらのビルには20店舗ほどの飲食店が入っていて、この5階では、VRで日本の伝統芸能が体験できるんです。私も先ほど体験してきましたが、没入感がすごくて、大阪のど真ん中で日本の伝統芸能を体験できるというのは、非常に面白かったです。
この「中座くいだおれビル」は、あす26日、リニューアルオープンします。大阪の方だけではなく、日本全国そして外国人観光客の方にも愛される新たな名所となるんでしょうか。