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【速報】兵庫・斎藤知事「しっかり調査に対応させていただく」パワハラ疑惑証人尋問が30日に決定 側近の休職に「組織としてやっていく」辞職は改めて否定

2024年8月2日 16:37
【速報】兵庫・斎藤知事「しっかり調査に対応させていただく」パワハラ疑惑証人尋問が30日に決定 側近の休職に「組織としてやっていく」辞職は改めて否定
兵庫県・斎藤元彦知事(2日午後4時30分すぎ)

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる百条委員会で、斎藤知事への証人尋問が今月30日に行われることが決まったことを受け、斎藤知事は2日午後4時半ごろ、記者団の取材に応じ、「しっかり調査に対応させていただく」と語りました。

 一方、疑惑を告発した元幹部の男性職員を内部調査した人事課を所管する井ノ本知明・総務部長が、7月30日から体調不良を理由に休職し、片山元副知事や役職を退いた小橋元理事に続き、側近3人が職を離れたことについて、斎藤知事は「体調不良ということですので、体調の回復をしていただきたい」と話す一方、「心配をかけていることは、職員や県民の皆様にもお詫び申し上げたい。県政を前に進めていくために日々の業務について、組織としてしっかりとやっていきたい」と語りました。

 進退について改めて問われると「私としては日々の仕事を1日1日きちっとやっていく」と話し、改めて辞職を否定しました。

■2日間で斎藤知事と職員10人の証人尋問決まる

 兵庫県の元西播磨県民局長だった男性は、今年3月、知事のパワハラ疑惑などを告発し、百条委員会の証人尋問を前に、7月7日に死亡しました。遺書が残されていて、自殺とみられます。

 前回の7月19日に行われた百条委員会では、元県民局長が遺書とともに残した音声データや陳述書を資料として採用することなどが決まり、県職員約9700人を対象にしたアンケートが7月31日から実施されています。アンケートの内容は斎藤知事のパワハラ疑惑などに関してで、調査はWEB上で実施され、匿名・実名は回答者が選べるようになっています。

 2日の百条委員会で、8月23日と30日に2回の証人尋問の予定が決まり、23日は6人の職員に対して、30日は斎藤知事本人と4人の職員への尋問を行うことが決まりました。

 証人尋問は一問一答形式で行われ、知事を含む部長級以上の職員への尋問は公開される一方で、一部職員らへの証人尋問については非公開とし、公開する尋問についても、パーティションで区切るなどのプライバシーへの配慮がなされることが決まりました。また、体調不良で降格を申し出た小橋元理事や、井ノ本総務部長についても体調の回復を待って証人尋問を実施する方針だということです。

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