【万博】建設遅れもパビリオンは「ギリギリ間に合う」開幕前最後の国際会議 各国のキーマンを直撃
大阪・関西万博の開幕まで残り3か月を切る中、参加する国の担当者らが一堂に集まる開幕前最後の国際会議が行われています。果たして、開幕に間に合うのか。そして気になる展示の内容はー。各国のキーマンを直撃しました。
日本国際博覧会協会・十倉雅和会長
「今こそ皆で力を一つに合わせて、万博を成功に導こうではありませんか」
いよいよ開幕まで残り3か月を切った大阪・関西万博。15日、兵庫県の姫路市には、万博に参加する約160の国や地域の担当者が集結しました。
3年前から行われてきた国際会議も、開幕前は今回が最後。万博協会(日本国際博覧会協会)の担当者から、会場へのアクセスや、それぞれの国が実施するイベントの概要など、主に運営に関する内容が説明されたということです。
会見では各国の担当者が、自分の国のパビリオンをアピールする場もー。
カナダの担当者
「パビリオンは自然の生き生きとしたパワーと、カナダの心からの温かさと解放感が見事に融合しています」
ポルトガルの担当者
「100万人目の来場者にC・ロナウドのサイン入りユニフォームをプレゼントします」
海外パビリオンを巡っては、これまで建設の遅れが懸念されていましたが、昨年12月、アイルランドが、建物が完成したことを意味する「完了証明証」を取得。これまでに3つの国が建物の建設を終えていますが、開幕には間に合うのでしょうか。
フランスの担当者
「タイトですけど、残り88日、ギリギリ間に合うでしょう」
イギリスの担当者
「4月まで、開幕までに完成するつもりです」
(Q:ギリギリですか?)
「多分ギリギリ。けれども間に合います」
各国が開幕に向けて、準備を加速させる中、今、大きな課題となっているのが、チケットの売れ行きです。前売り入場券の販売は、1月8日時点で約751万枚と目標の半分強にとどまっています。15日の会議に参加した人たちからも、チケット販売の改善を求める声があがりました。
ノルウェーの担当者
「今、みんなが懸念しているのは、チケットの購入方法や予約方法です」
イギリスの担当者
「外国にいる人は、日本のWEBサイトは非常に分かりにくい。もっと簡単にできればありがたい」
泣いても笑っても、残された時間はあと3か月。開幕に向けた準備も最終局面を迎えています。