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長谷川唯が“圧倒的存在感”2ゴール1アシスト なでしこジャパンW杯前最後の強化試合は5ー0で快勝

2023年7月14日 20:59
長谷川唯が“圧倒的存在感”2ゴール1アシスト なでしこジャパンW杯前最後の強化試合は5ー0で快勝
なでしこジャパンの攻撃をけん引した長谷川唯選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
◇MS&ADカップ2023 日本5-0パナマ(14日、ユアテックスタジアム仙台)

20日に開幕するサッカー女子ワールドカップに向けて、国内で最後の強化試合パナマ戦を行ったなでしこジャパン

スタメンのフォーメーションは3-4-2-1。GK山下杏也加選手、3バックは右から石川璃音選手、熊谷紗希選手、南萌華選手。中盤のボランチには長谷川唯選手、長野風花選手。右サイドには清水梨紗選手、左サイドには遠藤純選手。FWのシャドーには藤野あおば選手、宮澤ひなた選手、1トップには田中美南選手が入りました。

日本のチャンスは前半11分、宮澤選手がパナマのボールコントロールミスからボールを奪うと、スピードに乗ったドリブルでGKとの1対1。しかし最後GK抜くことができず、先制ゴールのチャンスを逃します。

前半26分、藤野選手がドリブルから強烈なシュートを放つも、相手GKのセーブにあいゴールならず。前半29分には長谷川選手の浮き球から田中選手へ渡るもうまくボールコントロールできず。日本はパナマ守備陣をなかなか崩せない展開が続きます。

それでも前半33分、自陣から長谷川選手が右サイドを駆け上がった清水選手へロングパス。相手GKが少し前に出ているのを確認すると浮き球のシュートを選択。GKの手をかすめネットを揺らし、先制点を奪います。

続く前半37分、ここまでパスでチャンスメークに徹していた長谷川選手が絶妙な飛び出し。田中選手のスルーパスを受けると、最後は冷静なフィニッシュ。日本は2-0とリードを広げ、前半を終えます。


後半もパナマゴールに迫る日本。後半15分には宮澤選手がスピードを生かし、左サイドからクロス。これを受けた藤野あおば選手が豪快なシュートを決め、代表初ゴール。

さらにその1分後、長谷川選手のペナルティエリア外から放ったシュートが、パナマディフェンスに当たりネットへ。長谷川選手のこの日2ゴール目で4点目。終了間際には南萌華選手がゴールを奪い、5-0としました。

ワールドカップ前最後の強化試合を快勝したなでしこジャパン。特にイングランドのマンチェスター・シティでプレーする長谷川選手が2ゴール1アシストの活躍。試合を通じてチャンスを演出するパス能力、そして決定機では2ゴールを奪い圧倒的な存在感を放っていました。

日本は22日にワールドカップグループCの初戦でザンビアと対戦します。