×

【阪神】育成1位・工藤泰成「課題が残る試合ばかり」 ここまで全試合無失点も反省 人生初の甲子園登板を公式YouTubeが公開

2025年3月6日 16:30
【阪神】育成1位・工藤泰成「課題が残る試合ばかり」 ここまで全試合無失点も反省 人生初の甲子園登板を公式YouTubeが公開
支配下登録に期待がかかる育成1位ルーキーの工藤泰成投手
プロ野球阪神が公式YouTubeを更新。5日に行われた中日とのオープン戦で、初の本拠地・甲子園のマウンドに上がった工藤泰成投手の密着映像を公開しました。

去年行われたドラフトで育成1位指名を受け、阪神に入団した工藤投手(徳島インディゴソックス)。

身長177cm、体重82kgとプロ野球ではサイズの大きい選手ではありませんが、全身を使ったダイナミックなフォームから投げる威力十分なストレートが魅力の23歳右腕。先月16日の広島との練習試合では158キロを計測するなど、その豪腕でファンの度肝を抜きました。

そして今月5日の中日とのオープン戦。公開された映像には人生初となる甲子園での登板に向け、ブルペンで肩を作る場面が収められており、キャッチャーの後ろから迫力のある投球も撮影されていました。

工藤投手は3点ビハインドの9回に登板すると、先頭打者を155キロのストレートでバットをへし折りショートゴロ、続く打者は11球粘られるもスライダーで空振り三振、3人目にはヒットを打たれましたが、4人目は高めの153キロのストレートで空振り三振に仕留め、初の甲子園登板は1回2奪三振無失点、最速は157キロを記録しました。

降板後、「投げるたびに歓声が沸いていて、集中はしていたのですけど、すごく耳に入ってきました。人生で初めての甲子園で力が入ってしまって、高めに球が浮いてしまっていたのですけど、次は修正してもっと良いピッチングができるように頑張ります」とコメントした工藤投手。

投球内容について「粘られている中で三振を取れたというのは、すごく良かったと思うのですけど、その後のバッターにヒットを許してしまったというのは心残りがあるというか、悔しかった」と反省を口にしましたが、「その後のバッターは引きずらずに、しっかり投げられたので良かったです」と振り返りました。

ここまで4試合に登板して、計4イニングを5奪三振無失点と、素晴らしい投球を披露していますが「キャンプからここまで良い結果できているが、全然まだ課題が残る試合ばかりなので、練習からしっかりやっていきます」と気を引き締めた工藤投手。

映像を見たファンは「侍ジャパンで投げててもおかしくないくらいえげつない球投げてるわ」「工藤投手を見るためだけに球場へ足を運べる」「今シーズン楽しみな投手No.1」「いや~惚れ惚れするわ~」と絶賛のコメントを寄せており、豪腕右腕の支配下登録と、今後の活躍に期待がかかります。
最終更新日:2025年3月6日 20:16