2025年度アメリカ野球殿堂入りが日本時間22日に発表され、イチロー氏がアジア人初の殿堂入りを果たしました。イチロー氏は殿堂入り後初、アメリカ野球殿堂博物館を妻・弓子さんと訪れました。その様子をMLB公式が日本時間30日公開しました。

ニューヨーク州クーパーズタウンに位置するアメリカ野球殿堂博物館。メジャーリーグで活躍した選手や貢献した人物に敬意を表し、功績を称えるために設立されました。22日に行われた殿堂入り会見では博物館について「博物館にいくとツアーでみられるけど、地下に大切な道具があって、そこにいくのが大好き」とコメント。さらに「現役を引退してからというよりも、現役中に行ってほしい。今の選手たちたずねてほしい。すすめられる唯一の場所」と後輩選手に向けてメッセージを送っています。

公開された訪問動画の冒頭では、審判カウンターについて触れており、1887年に唯一4ストライクが導入されたと説明。案内役が「もし4ストライクだったら、イチロー氏は5000安打していたかもしれないですね」とジョークを交えイチロー氏と弓子さんは笑顔になりました。

2004年にシーズン262安打を放ち、メジャーの年間最多安打の記録を更新したイチロー氏。試合中ファンは“ICHI-METER”と名付けた大きなボードに安打数の数字を記録していました。このボードが飾られているのを見つけると、「あれ、ICHI-METERあるじゃん！全然見えなかった」と懐かしむような笑みを浮かべました。さらにユニフォームコーナーにも足を運ぶなど、殿堂博物館を楽しみました。

イチロー氏はルーキーイヤーながら首位打者、最多安打、盗塁王、新人王などタイトルを総なめしてMVPを獲得。MLBでは実働19シーズンで3089安打、117本塁打、打率.311、MVP1回、ゴールドグラブ賞10回という好成績を収めています。